さあ、今日もありがとうとお掃除であなたの人生を上げましょう⤴
ダスキン城北は、生き方のセンスを磨くおそうじの会社です!
お客様、関係者の皆様には、いつも大変ありがとうございます。
さて、今回は、50年続く小さな小さなダスキン加盟店の創業者ヒストリーその6です。
ダスキン城北ハウスクリーニングのビフォアアフターを
約1分の動画にまとめました。(音が出ます)
目次
前回の振り返り
前回の記事は、こちらをクリック
https://www.jyohoku.com/2017/03/17/2285/
前回の記事は、加島屋の親父さんが、仕込んでおいた樽柿を売り切るまで「秋の合同大演習の行軍」の追っかけをしていたことから、好きなことを仕事に生かすこと、好きなことを仕事に結び付ける視点の重要性に触れました。
加島屋の親父さんもイクメンのはしりだった!?
最近でこそ、育児を頑張るメンズという意味で「イクメン」という言葉をよく聞くようになりましたが、創業者が幼いころも創業者の親父さん(私からみた祖父)にも、そのマインドは流れていたようです。
加島屋という小さな商家を営んでいた創業者の父親は、年中忙しそうにしていたものの、比較的夏場は時間が取れたらしく、父子2人で温泉に一週間ほど湯治の旅に行ったこともあったそうです。
その時の創業者の記憶では、食事の付かない素泊まりの旅だったにも関わらず、自炊はせずに、毎朝近所の農家のおばさんたちがカゴに入れて売りに来た新鮮な野菜の中から、思い思い好きなものを買って食べていたそうです。
普段は、食べられない夏野菜がとっても美味しかった記憶が強かったようです。
それから、熊谷あたりに、親父さんと一緒にサーカスを観に行った思い出もあるそうです。そのときの記憶は鮮明だったらしく、サーカスの歌声、天女のような美しい女性、普段の田舎では見られないような華やかな演出に圧倒されたようでした。
父子は仕事を通じてイクメンができる
そして、弊社の創業者とその親父さん(私から見た祖父)との思い出話で、私自身が最も感銘を受けた話は、父子2人で集金のために自転車の遠乗りに出かけた話でした。
当時は、売り掛けがあたり前だったので、何かの拍子に集金が滞ったお客様に対して、遠くまで集金に行かなければならないときもあったようです。
自転車を遠乗りして父子2人で集金に出かけたときは、日帰りの旅だったようです。
地理的にみると、今の埼玉県行田市から小川町あたりまでなので、往復で大体50~60km程度でしょうか。
自転車も道路も、今ほど整っていなくて条件も悪かったと思うので、丸1日掛かりの集金の旅だったと思います。
創業者から聞いた話では、多分親父さんは一人で行くのは寂しかったから子供を誘ったのではないか?ということでした。
ただ、父子2人で話をしながらのんびりと出かけたのは、後にも先にもこの日くらいだったらしく、この日の思い出は、鮮明で強烈に残っていたそうです。
生まれて初めての自転車遠乗り。そして父親との2人旅。
当時の道路はどこまでも砂利道で、たまに車が通るとホコリがもうもうと立ち上り、ほとんど前が見えなくなるので、一度立ち止まって、ホコリが静かに収まるのを待ってから、また自転車をこぎだす、という具合ののんびりとした行程でした。
季節は春だったらしく、八重桜が見事に咲いていたそうです。
男同士の2人旅なので、親父さんが道々、その場の説明、道路案内、親父さん自身の思い出話など、自分のことを少し大人として接してくれて会話してくれたこと。
そこまでの長時間、親父さんと過ごして会話をしたことも珍しかったらしいので、とても印象的な出来事だったようです。
まとめ
今回の創業者の思い出を紐解きながら感じたことは、ワークライフバランスとは、何も休んで子供と遊ぶだけがイクメンではないということです。
子供に何を伝えて、どんな思い出を残すのかが大切だと感じました。
今回の創業者と加島屋の親父さんの思い出話を聞く限り、何かどこかへ遊びに行ったという思い出話は少なくて(木下サーカスっくらいかな?)、むしろ父子だからできる話、仕事の話を通じて、少し大人の世界が見えた思い出話が多かった気がします。
また、子供から見た視線で、父親の尊敬できる考え方や行動などが、子供の記憶にインパクトが大きいと感じました。
自分自身い置き換えてみても、案外、『○○に遊びに連れて行ってもらった』という記憶は残っていなくて、それおりも親が働く姿を見て、少し大人の世界を垣間見ることができたときの記憶の方が残っています。
このことから、子供と過ごす時間が長ければいいというわけではなくて、同じ人間同士として、失敗したり成功したり、という経験を率直に話して共有できる関係性を作ることがイクメンであり、ワークライフバランスには大切なことではないかと学びました。
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